私は、ドラマをほとんど見ません。毎週毎時間、ドラマのために時間を空けておくことができないからです。今はサブスクがあるけど、私が中学生の時まではみんな録画をしていました。でも私のうちの人はみんな録画のやり方を知らなかったので、ドラマを観るには絶対にリアタイしないといけなかったのです。そんなわけで私はドラマを全く観ない家で育ちました。
でも、唯一観ていたのが『カルテット』です。リアタイできなかったときは、翌週までに、母のノートパソコンをダイニングテーブルに広げて夜ご飯を食べながら、アラビア語みたいな変な字幕の違法サイトで観ました。ワカサギ釣りをする回だった気がします。
カルテットを観てから、『レモン、ありますね病』にかかって、外食時に唐揚げが出てくると言ってしまいます。この間はゼミの飲み会（初回）で言ってしまった為、次の回でそのことを覚えていた子から「レモンあるじゃん」と言われてしまいました。卒業するまで言わないといけない雰囲気を作ってしまい、だいぶ反省というかやっちまったーって思っています。
あとは「センキュー、パセリ」です。バイト先のキッチンは全員中国人の学生なのですが、パセリ農家に感謝を込めて「センキュー、パセリ」って言いながらパセリを乗っけるんだよって教えたら、みんな言い始めちゃって、めっちゃおもしろいです。乗せ忘れてる時に、「おい、センキューパセリは？！」って言ってたときは腹がよじれました。そのブームはもう去りました。今は中国語レッスンを受けています。
すずめちゃんが、ロックンロールナッツかラブラブストロベリーを選ぶ時に、「じゃあ、左手」って言って、アイスじゃなくて別府さんの左手を触ったのがすごく好きで、あざてー！真似しよー！って思ったのですが、五年以上経った今、一度もしたことがありません。絶対にやってみせる。
カルテットの世界で生きてみたいけど、坂本裕二ドラマの登場人物になるには、もう少し声のボリュームを落とさないといけない気がしています。あとはもう少し知的にならないとな。
