最近、もっぱら就職活動。
エントリーシートや履歴書のために作られたような言葉と触れている時間が長すぎて、エッセイや詩集やブログやSNSの話し言葉で綴られた文字を読むとすごく落ち着く。
行きの電車も帰りも、ずっと家の中を思い浮かべている。ベージュと白のチェック模様のダイニングクロス、裸足でペタペタと歩くのが心地よい廊下、少し冷えた布団と枕の隣に座るいくつかの人形、太陽の光をたっぷりと浴びた黒い毛玉のような犬の背中。
今日はストッキングを履かないでインターンに出た。パンツスーツなのでバレないだろうという気持ちと、バレたところでという気持ちだった。
そもそも、わたしの足の甲はストッキング越しではなくそのまま見たほうが綺麗だと思う。つるんとした皮膚、日焼けやムラのない肌の色、うっすら浮かぶ血管さえも健康に生きている証に見える。堅苦しい服を纏っているわたしの唯一のファッションポイントだ。
少し小さめで踵の安定しない靴の中で光っているわたしの足の甲。
バレたところで